さて今回は、前回の月次財務ルーティンのお話からさらに一歩踏み込んで、副業で会社を経営することが、私のメインの収入源である「会社員としてのキャリア」に対する影響についてお話しします。
不動産投資を始める前のサラリーマンの多くは、「副業の数字の管理や、税理士の先生との難しい手続きに時間やエネルギーを取られて、本業がおろそかになってしまうのではないか?」と身構えてしまいがちですよね。その疑問、最初は誰もが一度は心配するポイントなので、本当によく分かります。
放置で勝手に回るような不労所得なんてこの世にありません。自分自身で会社をコントロールする経験を積むことで、サラリーマンとしての自分の能力(人的資本)が、これまでの雇われの枠を完全に飛び越えて、バリューアップにつながることだと考えています。
■ 1. 経営者として24時間考え抜く「利益最大化」の圧倒的な財務視点
副業として毎月エクセルを叩いて自分自身の法人の「月次決算」を組み、各金融機関の口座残高を冷徹に精査していると、自然と「お金の流れの本質(財務)」が脳みそにシステムとして定着します。
【ビジネスにおいて最も重要なのは、収入から支出を引いた利益(純利益)の分を最大化することです。私自身、この利益の最大化を常に考えているのですが、その意味においては、本業のサラリーマン業務に対しても非常に、生かされる部分があると考えているんです。】
なぜなら、私たちが普段働いている【本業の会社組織に関しても、究極的には『法人運営』をしているわけですから、基本的に自分自身が業務で関わるプロジェクトやチームにおいては、しっかりと強固な『黒字』を維持していくということを大前提として、すべての事業を進めていく絶対的な必要性がある】ためです。
多くの雇われ会社員は「売上をいくら上げたか」「予算をいくら使ったか」という表面的な数字しか見ていません。しかし、自分自身の会社(アパート3棟・実質収支72万円超)を持っている私は、本業に出社した瞬間から、上層部や経営陣と完全に同じ目線に立っています。
【その意味において、全体の収入源(入り口)、それに伴うコスト(出口)、そしてそれらによって生み出される純利益というところで冷徹にバランスを取りながら、何があっても強固に黒字を維持し続ける。この自分自身の副業の実務で得たガチの『経営スキル』が本業の中でもフルに活かされることによって、会社員としてのパフォーマンスや評価にも、絶大なプラスの相乗効果(シナジー)になっていると日々強く感じています。】
■ 2. 税理士という「一流のプロとの対等なディスカッション」がもたらす交渉能力の爆発
もう一点のメリットは、毎年お世話になっている税理士の先生との定期的なやり取りから得られる、知的でまっとうな実務経験です。
税法の厳格なロジックを元に、所得の分散による節税効果や将来の相続対策についてプロと対等にディスカッションし、提示された内容に沿って必要書類を淡々と進めていく。
この日常からのレベルの高い会話の積み重ねが、本業における外部の重要な取引先や、会社の幹部クラスとのタフな確認作業(交渉・マネジメント)においても、一切物怖じせずに筋の通った会話を組み立てられる、最強のコミュニケーションインフラ(人的資本)を完全に構築してくれると思われます。
副業においてあきらめずに利益を追求し続ける行動力が身についたことで、自然と本業においても同様の考えと行動に結びついたことは、とても良い相関関係になっています。


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