こんにちは!『36歳からの米国株とマルチインカムへの軌跡』をお読みいただき、本当にありがとうございます。
前回の記事では、J-WAVEのラジオ番組で出会った「株式会社ヤモリ」さんの理念や、代表の藤澤正太郎さんが語る「売り抜けない空き家再生」の思想についてシェアさせていただきました。
ありがたいことに読者の皆さまからもたくさんの反響をいただき、「具体的にどんな事業をやっている会社なのかもっと知りたい!」というお声をいただきました。
私自身、現役サラリーマンとして給与をいただきながら、法人4期目としてアパート3棟や駐車場を運営し、米国株や太陽光発電のインカムを積み上げてきた立場です。
泥臭い現場の賃貸管理やリフォームの手配、銀行融資の厳しさを身をもって知っているからこそ、ヤモリさんの手がける事業モデルを調べれば調べるほど、「これは個人の小手先テクニックではなく、業界の構造そのものを変える仕組みだ……!」と鳥肌が立ちました。
そこで今回は、株式会社ヤモリさんが展開している具体的な事業内容と、私たち個人投資家・サラリーマン大家が学ぶべきエッセンスを分かりやすく解説してみたいと思います。
1. なぜ日本の空き家は放置されてしまうのか?「3つの壁」
事業内容を見る前に、まず押さえておきたい前提があります。
現在、日本全国には約900万戸もの空き家が存在すると言われています。
「直して貸せば儲かるはずなのに、なぜこれまで放置されてきたのか?」
藤澤代表はその理由を、地方・築古市場における「ヒト・モノ・カネの不足」だと分析されています。
- ヒト(担い手不足):相続などで物件を手にしたものの、適切な賃貸経営の知識を持ったオーナーが非常に少ない。
- モノ(物件情報の断絶):古い空き家の持ち主は「売れるわけがない」と諦めて放置しており、流通情報が整っていない。
- カネ(金融の目詰まり):法定耐用年数を超えた築古木造には、地方銀行など既存の金融機関が融資を出しにくい。
ヤモリさんの凄さは、この「3つの壁」を一つひとつ、テクノロジーと金融の力で自ら打ち破っている点にあります。
2. ヤモリが展開する「4つのコア事業」
具体的にヤモリさんがどのようなサービスを展開しているのか、大きく4つに整理してみました。
①「ヒト」を育てる教育・伴走事業(ヤモリの学校 / ヤモリの家庭教師)
初心者が手探りで失敗しやすい物件探しから購入、リフォーム、客付け・運営までをプロが伴走サポートするサービスです。
単にノウハウを一方通行で教えるのではなく、一人ひとりの資産状況や目標に合わせて中立的な立場から支援されています。
受講された生徒さんが購入した物件はすでに累計数十億円規模にのぼり、初期リフォーム費用を含めた総事業費ベースの実質利回りは平均約20%という驚異的な再現性を叩き出しています。
②「モノ」を見極めるAI・ポータル機能
地方の築古物件は「需要があるのかどうか」の判断が最も難しいところです。
ヤモリさんでは自社開発のシステムで地場の不動産情報と地図データを連携させ、さらに過去の賃貸需要データをAIで解析。
「どこをどう直せば、いくらで貸せるのか」を素早く見極める仕組みを構築しています。
③「カネ」を循環させる独自金融・ファンド組成
ここが一般の不動産会社と決定的に違う部分です。
ヤモリさん自身が貸金業のライセンスを取得し、受講生向けに最大15年の独自ローン(ヤモリローン)を提供。
さらに、信託銀行など大手金融機関と連携して日本初となる「空き家賃貸ファンド」を組成し、これまで築古住宅に回らなかった機関投資家の資金を流し込むスキームを確立されています。
④ 経営をDX化するクラウド管理ツール(大家のヤモリ)
所有物件の月次収支や契約書類、管理会社とのやり取りを一元管理できるクラウドサービスです。
確定申告や法人決算、銀行への融資打診資料としてもそのまま活用できる設計になっており、大家業の属人化を防ぎ、効率的な事業運営を支えています。
また、センサーで見守る「みまもりヤモリ」など、高齢者の単身入居による孤独死リスクを低減するテクノロジーも提供されています。
3. 「自社でも買い取り、長期保有する」という覚悟
さらに特筆すべきは、ヤモリさん自身がプラットフォーマーとして手数料を取るだけでなく、「自社でも全国の中古戸建を買い取り、リノベーションして長期で賃貸運営している」という点です。
将来的には数万戸規模での運用を目指しているとのこと。
再建築不可や違法建築といった、一般の買い手が二の足を踏むような「訳あり物件」も積極的に再生し、手頃な家賃で質の高い「アフォーダブル住宅」として地域に提供し続けています。
「自分たちもリスクを取って長期保有しているからこそ、机上の空論ではない本物のノウハウが蓄積される」
この姿勢は、私たち個人大家にとっても非常に信頼できるポイントだと感じます。
4. サラリーマン大家がここから取り入れるべきヒント
ヤモリさんのスケールは非常に壮大ですが、私たち個人の賃貸経営に置き換えても、明日から活かせる重要な学びがあります。
- 「出口=売却」だけを前提にしない相場が良いときに売り抜ける前提ではなく、「適正賃料で長く入居していただければ、何年で投下資本を回収できるか」というインカムゲイン重視のシミュレーションを徹底すること。
- 経営管理のデータ化・クラウド化紙の契約書やエクセルでの管理から一歩進め、収支や修繕履歴を可視化しておくこと。これが次の融資を受ける際の最大の武器になります。
- 入居者の「安心」に投資する見た目のおしゃれさだけでなく、清潔感や住宅設備、高齢者の方でも安心して暮らせる見守り環境など、「住み手の目線」に立った価値提供を行うこと。
本業のサラリーマン収入があり、米国株の配当や太陽光発電の売電収入があるからこそ、私たちは目先の小銭稼ぎに焦る必要がありません。
「地域に喜ばれ、入居者さんに選ばれ続ける資産」をじっくり腰を据えて作っていくことこそが、10年、20年と勝ち残るマルチインカムの王道だと改めて確信いたしました。
皆さんは、ご自身の所有物件やこれからの投資方針において、「DX化」や「長期保有のための工夫」で意識されていることはありますでしょうか?
ぜひコメント欄などで、皆さんの実践談も教えていただけると励みになります!
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